ムナコブクワガタの飼育(羽化)

クワガタ幼虫飼育

先日の小型ノコギリの紹介が意外にも好評だったので、今回も小型種の紹介をします。
今回はムナコブクワガタです。この個体は少し前に羽化しましたが、やっと体が固まってきました。
 
 
【♂30mm】

画像003 001 
【♀25mm】

【飼育種】
和名:ムナコブクワガタ
学名:Rhyssonotus nebulosus

産地:オーストラリア
累代  CB

【体長】♂30mm、♀25mm
【使用したエサ】くわMat
【使用した容器】 460ccブロー容器(径85mm×高さ100mm)
【えさ交換回数】交換1回
【設定管理温度】20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計7ヶ月程度)

模様が独特の特徴があるムナコブクワガタ。体が湿っているときは真っ黒ですが、乾いてくると上記の画像のように独特の風貌に変貌します。 小型種ながらとても奇怪かつ可愛いクワガタです。

飼育はとても簡単です。幼虫飼育はマット、菌糸どちらでもOKです。
前回25℃管理で飼育したとき、蛹化の段階で結構落ちる個体がありましたので、今回は少し温度を低めに設定して管理しました。 少し低温気味でも問題なく羽化してくれました。

この種は産卵もとても簡単です。ついでに産卵セッティングの方法もご紹介しましょう。

【産卵に使用する親虫】♂♀共に熟成している個体
【産卵に使用するマット】きのこMat、くわMat、完熟Matがオススメ。
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM (W305×D195×H232)程度で。
【セット期間】約2ヶ月
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】

①マットのみセット

クリックでクワガタ発酵マット産卵の詳細に移動

②マット+材

クリックでクワガタ産卵木セットの詳細に移動

上記2パターンで行います。材を使用するときは柔らかめの材が望ましいです。わたしの場合はもっぱら①のマットのみで産卵させます。

産卵は結構多産で、多い時は50頭以上幼虫が取れるときもあります。
風変わりなとても可愛いムナコブクワガタ。是非挑戦してみて下さいませ。(^^)

コメント

  1. かぶっち より:

    こんばんは!いつも楽しくみています!とても可愛いクワですね。 私はいつも大型種ばかりなので、今度は、小型種にも挑戦してみたい とおもいます。」

  2. 会長 より:

    こんにちは いつ見ても特徴的な格好ですね。 この種類も湿っている時と乾いている時で見た目が違うんですか! 初めて知りました。 やっぱりオーストラリアって変わり種が多くて面白いですね。

  3. まーぼー より:

    ムナコブは飼育したことがないですが、飼育スペースを取らない小型種はたくさんの個体をキープできるのでいいですよね^^ いつか飼育スペースに余裕ができたら飼育してみたいです♪

  4. より:

    いつも拝見させております。ムナコブクワガタに興味を持ちましたがオス・メスの判別が難しそうです。判別方法は有りますか?教えて下さい。

  5. たかぴー より:

    こんにちは。 ムナコブクワガタの幼虫を初令で購入。 孵化日は不明ですが購入から5か月で♀が蛹に。 残りの雌雄は蛹化する気配なし。 温度はいま16~18度。 押し入れにて飼育。 温度管理も特になし。 人が暖房つければそれで暖かくなる部屋と言うだけです。 羽化ずれしてるので、先の♀が成熟しきる前に早く蛹化してほしいものです。 いい方法ありますか?

  6. tsukiyono より:

    たかぴーさん レスありがとうございます。 たかぴーさんの返答については3/1の飼育日記内にて書いております。。 宜しければそちらをご覧頂ければ幸いです。 よろしくお願い致します。 飼育日記担当:Shiho

  7. たかぴー より:

    こんばんは 返答を拝読いたしました。 今回は羽化不全で死亡する確率が高くなり、残りのペア幼虫に期待するのみです。 いつまでも仰向けで足はもがいてて、うつ伏せにすると背中が少し割れてますが、脱皮不可能ではないかと思います。 餌交換しようとして蛹室を壊したのが原因でしょうか。 ティッシュによる蛹室も合わなかったのか… 羽根パカでもいいので脱皮してほしいですが…やはり外産は難しいのでしょうか? 2月の大寒波の時はアトラスの幼虫も10頭落ちてしまい、サビイロカブトムシも残り1となり、アトラスは最後の餌交換をしたいのですが、蛹室を見えないところで作っていると嫌ですし、どうしたものでしよう?8月孵化なので一般的に言われる幼虫期間より短いですが…こういうことになると悲しいですね。 自然界では羽化不全はどの程度のものでしょうか? あと、ティッシュ蛹室もそうですが、コバエの襲撃に遭いましたが、それはあまり関係ありませんか?

  8. tsukiyono より:

    たかぴーさん レスありがとうごいざいます。 ティッシュで蛹室を作る方も結構いらっしゃいます。 特に問題はないと思いますが、結構押し固めないと、蛹の動きなどによりティッシュの表面が破けたりする場合があると考えますので、そこは注意が必要だと思います。 またコバエが集まって来たのは、ティッシの水分を目的に集まって来たのではないでしょうか?あくまで推測ではありますが・・・。 アトラスオオカブトもサビイロカブトも寒さには弱い種なので、どんなに寒くても15℃を切る場所での長期管理は難しいと考えます。 またある程度の温度がないと、もしかすると蛹化のスイッチが入らないかもしれません。アトラス、サビイロだと、20~27℃程度で管理するのが一番理想だと思います。 自然界では羽化不全も勿論それなりにあると思いますが、実際に直で目で見てカウントしている訳ではないので、確実なことは言えません。 クワガタ、カブト等を少しでも無事に羽化させる為には、出来る限りそれらが生息している地域の環境に合わせてあげるのが一番成功に近づけるのではないかと考えます。 一番の問題は管理温度だとは思いますが、出来るだけそれらの温度がキープできるように何かしら工夫をしてあげるのも良いかと思います。 あくまでも私の考えなので、絶対的な答えではありませんが、ご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。コメントありがとうございました。 飼育日記担当:Shiho

  9. たかぴー より:

    こんにちは。 アドバイスありがとうございます。 18~20度はやはり厳しいのかもしれませんね。 一応、いまは20度キープしてますが何か工夫をしてみます。

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