クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは? 【シラカシ】【アラカシ】編 ③

カブトムシが採れる木

先日よりご紹介している

「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?」

シリーズ。

 

今回は、【シラカシ】【アラカシ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。

 

日本全国にはクワガタ、カブトムシが集まる木はかなり数多くあって、すべての木をご紹介するのは難しいです。また木の名称も私がご紹介するのは確実なものではないかもしれません。

木は地域によって呼び方も変わったり、愛称などで呼ばれていることもよくあります。よって今回ご紹介する木の名称も、見る方によっては「えっ、その名前違うよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこの所はご勘弁頂きながらご覧頂けますことをご了承くださいませ。m(_ _)m

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

 

第3回目:【シラカシ】、【アラカシ】の木のご紹介です。

 

 

 ★★★クワガタ、カブトムシが集まる木★★★

 

【シラカシ】

 

シラカシ2-1
シラカシの全体像

 

コナラの樹 樹皮
シラカシの樹皮

 

コナラの葉・表
シラカシの葉:表側

 

コナラの葉・裏
シラカシの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カナブン、クロカナブン

 

カシの木の種の中のシラカシです。
樹液の質はにじみ出るような感じで、サラッと薄い印象があります。

 

IMGP5789
樹液がにじみ出ているシラカシの木

 

シラカシ樹液1
木の根元部分から樹液が出ているシラカシの木

 

シラカシの木は公園や神社などによく植えられており、時間が経つと結構な大木に育ちます。

私が通うフィールドにあるシラカシでは蹴ると主にノコギリクワガタが落ちて来ることが多いです。実際先日夜に採集に行った際、樹液にノコギリの大歯♂が付いて樹液を舐めていました。その他ではコクワガタ、ミヤマクワガタも採れる事があります。

 

シラカシ10
シラカシの樹皮から染み出る樹液に付くノコギリ♂
(ノコのアゴ下の白っぽいのが樹液です)

 

また他の場所では、シラカシの周りには沢山のクヌギの木もありました。さすがにクヌギの木の樹液パワーには適わないようで、ほとんどのクワガタ、カブトムシはクヌギの樹液に付いていました。

でもその時もノコギリクワガタが2頭ほど付いていましたので、クワガタ、カブトを引き付ける樹液は間違いなく出すようです。とりあえずシラカシを見つけたら、まずはルッキングしてみると良いと思います。

 

 

 

【アラカシ】

 アラカシ2-1
アラカシの全体像

 

アラカシ2-2
アラカシの樹皮

 

アラカシ2
アラカシの葉

 

アラカシ2-4
アラカシの葉:表側

 

アラカシ2-5
アラカシの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、コクワガタ、カナブン

 

シラカシと同様、カシの木の種類、アラカシです。全体像、樹皮などほとんどシラカシと酷似しますが、葉っぱの形(鋸歯の位置)が若干異なるようです。

樹液はシラカシ同様ににじみ出るような感じで、サラッと薄い印象。木の個々の差もあるでしょうが、あくまで私が見てきた感じでは、アラカシよりもシラカシの方がまだ樹液力が強いような感じを受けました。でもそれも地域差や個体差があると考えます。

とはいえ、こちらも採集実績はあります。
種類的にはノコギリがよく付いています。

 

 

如何でしたでしょうか?
今回もクワガタムシ、カブトムシが採れる(集まる木)の紹介、【シラカシ】、【アラカシ】の木をさせて頂きました。

勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。

 

この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

コメント

  1. 月夜野love より:

    初めまして、飼育日記、毎回楽しく拝見させてもらっています。様々な情報が凄いので、とても重宝するサイトだと思います。その飼育日記と同様に「月虫」も毎回楽しみにしていたんですが、ここ3ヶ月位新しい記事がアップされていませんよね?とても残念です。「月虫」のコーナーはもう終わってしまったのですか?

    • tsukiyono より:

      月夜野loveさんコメントありがとうございます。 「月虫」は更新が止まってしまっておりますが、終わったわけではございません・・・ 申し訳ございません。 月夜野loveさんから頂きましたお言葉を励みに更新頻度を上げられるようがんばります。 今しばらくおまちくださいませm(__)m。コメント頂きありがとうございます。 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。 月夜野きのこ園

  2. 月夜野love より:

    お返事ありがとうございました。「月虫」のコーナーは終わっていないんですね、安心しました。私の周りのクワガタつながりの友人達が「もうそのコーナーは終了しているよ」とみんなが言っていたのでガッカリしていたのですが、これで安心しました。私のように記事を待っている人は沢山いますので、お早めの更新を期待します。それから飼育日記の記事のクワガタが集まる木の特集、とても役に立つ情報だと思います。私のようにまだ初心者にはどんな木にクワガタが集まるのか、その木は実際にどんな木なのかなど全く無知なので、この情報は実際の木の写真などの説明もあり、とても重宝します。来年はこの情報を参考にして昆虫採集に挑戦してみたいと思います。今後も沢山の情報期待しております。

  3. tsukiyono より:

    月夜野loveさん レスありがとうございます。 飼育日記担当のShihoと申します。 いつもご覧頂きありがとうございます。 クワガタ・カブトムシの採れる(集まる)木の特集、気に入って頂けて大変うれしく思います。今現時点では③弾まで取り上げていますが、まだまだご紹介する木が沢山ありますので、今後ともご覧頂ければ幸いです。 この木の特集を参考にして頂き、「クワガタ・カブトムシが採れたよ!」というお声を頂ければとても嬉しく思います。 また色々とお声をお聞かせ下さいませ。 飼育日記、月虫共々、今後ともどうぞよろしくお願い致します。 飼育日記担当:Shiho

  4. ベルパパ より:

    私のアラカシの木は皆さん判らず通り過ぎてゆきますが クワガタ、カブトムシはついたりしないのですが 何とアラカシの落ち葉からキノコが沢山出てくるのです 数日も取らないと大変な量です。 去年2015年からフランスレストランに卸すようにしましたが それでも大分廃棄してしまいました。 種類はヤマドリタケモドキと言ってロシア、西欧ではモテモテのキノコです このことは誰にも話をしないで秘密にして楽しんでします。

  5. tsukiyono より:

    ベルパパさん レスありがとうございます。 アラカシの葉からキノコですか~。いいですね! 「ヤマドリタケモドキ」、どんな味のするキノコなのでしょう? フランスレストランで使われるくらいなので美味なのでしょうね。 自然には色んな楽しみ方がありますね。 私もアラカシの落ち葉を見かけたら注意して見てみようと思います。 貴重な情報ありがとうございました。 飼育日記担当:Shiho

  6. ベルパパ より:

    ベルパパは東京・多摩地区での地元でこのヤマドリタケモドキを 採取して販売もしています。 7月と9月と年2回も取れるのですが そのたび何十㎏と大変なかさです。 大きくなると傘のヌメリが進み重ねると はがれたりが一苦労で また雨でも続くと日干し保存が出来ないので引取ってもうのが一番かなと。 この時期 色々なキノコや山菜類も多く出ますから 夏至が過ぎて 夜明け前から動いていますので忙しい時です。

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