クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2018年【No.15】ノコギリクワガタ特大現る!【九州:宮崎編】

ノコギリクワガタ

前回の日記で群馬イベント【世界のクワガタカブト大集合】前の宮崎での最終 採集と記事を書きましたが、あと一回宮崎で採集に行く機会がありましたので、今回はその時の採集の様子をご紹介してみたいと思います。

 

先週やっと梅雨明けした宮崎。

この日は晴れ渡る青空でした。

採集地に到着。

久しぶりに雨を気にせず採集出来ます^^

 

さぁ採集開始です。

 

木をチェックしていくと、

 

細いハルニレの少し上の部分にいました。

ノコギリクワガタ♂♀ペアです。

♂はなかなかの大型。
しっかりと♀をメイトガードしています。

そのすぐそばにスズメバチの姿も見えます。

この時期のスズメバチはそれほど凶暴ではありませんが、安全を考慮してここはスルー。

 

 

近くのハルニレの木を叩くと、

バラバラっとクワガタシャワーを浴びました。

 

ノコギリクワガタ♂65mm

 

コクワガタ♂♀ペア

 

 

ノコギリクワガタ♂小歯型

 

この5頭が一気に落ちて来ました。

あと2頭程落ちた感があるのですが、下地が草地の為、この5頭を見付けるのが手一杯でした。

こういう時、逃していた個体に大きいのがいたりする場合もありますが、それも運ですね。

 

 

こちらも細いハルニレの木に、

カブトムシの♂♀のペアを発見!

 

 

すぐ側で見つけた、ヨツスジハナカミキリ

一旦捕獲して撮影。
トラスジ模様がとても綺麗でした^^

 

 

 

少し場所を移動して、

 

毎年良く採れているハルニレとクヌギの群生地。

 

ハルニレの木を叩いてみると、

 

バサッバサッといい音がしました。

 

下地を掻き分けて探してみると、

 

ミヤマクワガタ♂68.7mm

 

 

ミヤマクワガタ♀2頭

 

上記3頭が落ちて来ました。

全てミヤマ。
♂はなかなかの大型で綺麗な個体でした。

 

そして、今年良く採れているハルニレの木を叩くと、

ドサッ

これまた良い音っ!

 

おおおおっ!

こ、これは凄いっ!!

 

見た瞬間分かるこのデカさ!!

 

ムチャクチャデカく、そして太いっ!!

久しぶりに興奮しました!

 

 

はやる気持ちを抑えながらの帰宅後の計測。

ノコギリクワガタ♂75.3mm
(デジタルノギス計測時)

 

※あまりにも元気で暴れる為、やはり一人では撮影しながらのデジタルノギス撮影は無理があり、仕方ないのでいつものように側に定規を置いて目安とさせて頂きました、ご了承下さいませ。

 

定規比較での画像上では75mmギリギリを差しているように見えますが、アゴが少し下がって、しかも開きすぎ。

アゴを少し上げて、もう少し閉じて最大値を計測すると、

デジタルノギスで75.3mmを指しました。

紛れも無い特大個体です!!

 

久しぶりのノコギリ特大個体に大満足!

 

その余韻に浸りながらこの日は3時間ほど採集、

 

採集個体の一部

 

さすが最盛期ともあって前回同様100頭以上は見かけることが出来ました。

 

如何でしたでしょうか?

今回は何といってもノコギリ♂75mmUP

ノコギリでこれ程の超大型はなかなか見かけられませんので、運が良かったんだと思います。

 

しかしこの時期は沢山のクワガタを見かけることが出来ますね。

他の採集者さん達もその事をご存じなので、今回も採集中5人の方達をお見かけしました。

 

皆さん虫好きの趣味が重なってか、見かけると気さくに話し合ってくれます。

その中の一人が凄くデカいミヤマを持っていたんですよね。

その方もその個体には凄く興奮していました。
パッと見♂75mmは越えていたような気がします。

 

さぁ、今週はいよいよ群馬入り!

前回も書きましたが、これだけ採れる今の時期の宮崎を離れるのは名残惜しいです。

しかし気持ちを入れ替えて群馬でも時間があれば採集に行ってみたいと思います。

皆さん群馬でお会いしましょう!^^

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

コメント

  1. Yuki より:

    デカいですね〜。
    と言うか、Shihoさんは毎年ミヤマ77up,ノコ75upを複数採集されてますよね。
    75upでも、あまり驚かなくなりました(笑)。
    こちらは、もうヒラタは毎回ほぼゼロで、少し前に久しぶりのヒラタメスを見てから、全く見ていません。
    ノコは66upが採れましたが、身体は60前半サイズで、顎も長い訳ではないですが、前に直線的に伸びおり、型は悪いですが顎で稼いだ感じです。
    前に採った65mm(左顎やや奇形)の方が、顎も湾曲しており、身体も太いので、型も良くデカく見えます。
    パっと見63mm位に見えましたが、現地点で今期最大です。
    型が悪く、大きくも見えないので、持って帰るか悩みましたが、一応持ち帰りました。
    もっとデカい、バケモノサイズを採る気は満々ですが、数は非常に少ないですし、採集圧も高いので、もしかするとこれが今期最大かも…と言う思いが頭をよぎり、ここしばらく大物を見ていなかったこともあり、連れて来ました。
    前に親子が発見し、僕が採ってあげた66mmの方が、太くて湾曲しており、かなり大きく見えました。
    しかしやはり、ヒラタ採集が不本意な結果になってしまっているので、このまま終わる訳にはいきません(笑)。
    そこで、採集圧が凄くて2ヵ月以上行ってなかった超有名ポイントに、奇跡のヒラタを求めて…行ってきます。60mmクラスが一頭採れれば、数は去年の倍以上見てるので、もう満足です。
    いい報告が出来るよう、がんばります。
    …いや、頑張らず、楽しんで採集出来ればいいと思います。

  2. tsukiyono より:

    Yukiさん

    いつもレスありがとうございます。

    はい、おかげ様で数は少ないですが毎年1~2頭は特大個体に出逢わさせてもらっております。
    これも宮崎の自然の豊かさのおかげだと実感しております。
    本当に山の神様に感謝・感謝です^^

    そちらは本当にヒラタが終わるのが早いのですね~。
    やはり北限に近い地域から時期早めに姿を消していくのでしょうか?

    前回も書きましたが、こちらは10月位になってもまだ見かける事が出来ますので、何だかピンと来ない感じです。

    ノコも良いですよね~まだまだ本格的な夏ははじまったばかりです。
    是非、更なる大型極太狙って頑張って下さいね。

    またのご報告楽しみにお待ちしております。

    飼育日記担当:Shiho

  3. S.I より:

    ノコギリの75UPは未知のサイズですねΣ(゜Д゜)
    こちらではせいぜい67~8で頭打ちって感じです。
    私の通う場所が日当たりが良すぎるせいかミヤマが激レアで今シーズンにはまだ50ちょいの小型1頭しか見かけてないです。ちょっとさみしい(´д`|||)
    今回の連休中、久しぶりに採集に行ったのですが、
    私以外の採集者の痕跡がありました。
    しかも、かなり質の悪い人のようで あろうことか楡の木に電動ドリルの様なもので数十ヶ所穴を空けられていたのです。
    確かに樹液はたくさん出て虫はいましたが木は枯れ始めていました。
    いつも通っていた場所の変わり果てた姿に愕然としました。
    木を枯らしてしまう様な人は採集に来てはいけないと思います。

  4. tsukiyono より:

    S.I さん

    いつもレスありがとうございます。
    返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。

    採集地の木の傷付けですね。
    私の所でもよく見かけます。

    ナタで木にいくつもの切り込みを入れたり、酷いものは木のウロが合った部分がごっそりと大きな穴があけられていました。

    その後、その木はダメージが大きかったせいか枯れてしまいました。
    長年に渡り沢山のヒラタクワガタが入っていたウロだったので、ショックでした。

    最低限のマナーを守って採集を楽しみたいものですよね。
    コメントありがとうございました。

    飼育日記担当:Shiho

  5. ts より:

    7、75upとはこれまたすごい大物を発見しましたね( ゚д゚)ハッ!
    自分も福岡の方に住んでるのですがあまりポイントが無くて悲しい…(´;ω;`)

  6. tsukiyono より:

    tsさん

    レスありがとうございます。
    はい、久しぶりに大物と出逢うことが出来ました。

    福岡にご在住なのですね。
    私は福岡では採集した事がないので、是非機会があれば一度行ってみたいものです。
    ポイント探しは確かに難しいですよね。
    お互い頑張りましょう!^^

    飼育日記担当:Shiho

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