トカラノコギリクワガタ 羽化紹介【未公開個体シリーズ】

クワガタ幼虫飼育

今回の日記は【未公開個体シリーズ】。

ご紹介するのは、

 

「トカラノコギリクワガタ」

 

【トカラノコギリクワガタ 悪石島産♂70.5mm】

 

【種類】
和名:トカラノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus dossomilis elegans

産地:日本国悪石島産
累代:CB

 

 

【羽化体長】
♂70.5mm

【使用したエサ】
E-1100×2本

途中交換回数1回

【設定管理温度】
約23~25℃前後

【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約9ヶ月(合計約10ヶ月程度)

 

 

<羽化までの手順>

 

割り出しは幼虫状態(一令)。

そのまま菌糸ビンE-1100に投入。

途中(約4ヶ月後位)に、同じE-1100に交換投入。

菌糸ビン内部で蛹になる

羽化 ♂70.5mm

 

上記、この流れで育てました。

 

 

特に難しい種ではありませんが、気を付けた点と言えば、

 

・エサ交換
(菌糸ビンの劣化には注意しました)

・温度管理
(恒温をキープ)

 

この点に気を付けて飼育しました。

 

飼育自体はとても容易な種。

マット、菌糸ビンどちらでも飼育が可能です。

今回は菌糸ビンE-1100×2本で羽化させました。

エサ食いは旺盛ではありませんが、菌糸ビンの劣化と、蛹化時期のタイミングも考えて途中1回は交換しました。

一年たたずに70mmUPが羽化してくれたので満足しております。

 

日本が誇る色虫的要素を併せ持つトカラノコギリクワガタ。
赤褐色の光沢のあるボディがとても美しいですよね~^^

ただワイルドでの採集は現在では禁止されているので、ご注意下さいませ。

幸い過去の累代飼育された個体達が現在も流通されているようですので、是非一度飼育してみては如何でしょうか?

 

※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

コメント

  1. mira より:

    こんにちは!先日とうとう月夜野さんでトカラノコギリ幼虫を購入しちゃいました!!
    トカラノコギリ飼育は初めてなんですが、産地の悪石島は気候は亜熱帯とあり、温度管理は冬場は加温するとして、今の時期は何℃くらいがベストなんでしょうか??
    家族の了解がなかなか得られないため、頑張ってもやはりこの酷暑だと29 ℃はいってしまいます。

  2. tsukiyono より:

    miraさん

    レスありがとうございます。

    幼虫飼育の場合、マットか菌糸になるとは思うのですが、弊社のマットや菌糸の場合ですと、可能ならば28℃以上にはしない方が良いと思います。

    管理温度が28℃以上になってしますと、幼虫を入れているマットや菌糸が再発酵してしまうためです。

    再発酵してしまうと、中の温度は40~50℃以上に上がってしまう場合があるため、そうなってしまうと高確率で幼虫は死亡してしまいます。

    なので再発酵させないためにも管理温度には注意する必要があります。

    また、これは別の理由ですが、温度が高いと幼虫は早く羽化してくることがあるため、大きな成虫にはなりにくい傾向があります。
    幼虫期間が短い分、成長が十分ではないためです。

    この日記内でも記載しておりますが、23~25℃程度、更に詳しく言うのであれば23℃位の少し低温方が良いと思います。この位の管理温度でじっくりと育てる方が、より大きな成虫になる傾向があります。

    あくまで私個人のやり方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    宜しくお願い申しあげます。

    飼育日記担当:Shiho

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