国産カナブンの産卵:夏に採集したクロカナブンを産卵させてみよう【2023年度版】

Shiho的見解

「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ、

 

今回はカナブン種の中の「クロカナブン」の産卵の方法をご紹介してみたいと思います。

 


【個体参考例:クロカナブン】

 

【飼育種】
和名:クロカナブン
学名:Rhomborrhina polita
産地:日本 

 

 

 

<産卵セット時の方法>

【お勧めのマット】
黒土マット
【お勧めの容器】
クリーンケースS~L程度
【水分量】
※クワガタやカブトムシの産卵セット時より少し少な目にするのがポイント
【マットの詰め方】
ケース底面7割程、中程度の強さで押し固めて、上部はフンワリと敷き詰める程度
【設定温度】
25~28℃前

 

まずは産卵セットに使用するケースを準備。
今回はクリーンケースを使用します。
IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
お勧めは完熟マット、もしくは黒土マット。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきますが、クワガタのマット産卵セット時のようにガチガチに固める必要はありません。中程度の固さで大丈夫です。
IMGP7706

 

中程度固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
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転倒防止のハスクチップを入れます。
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ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

親となる♀を入れ、クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

 

セット方法を図示するとこのような感じです。
matsanranset

 

 

如何でしたでしょうか?
上記が私のクロカナブンの飼育方法です。

マットの水分量が少し少な目にする以外は国産カブトムシのセット方法とほとんど同じです。

皆様もオールブラックで渋いクロカナブンの産卵に是非挑戦してみませんか?(⌒∇⌒)

 

※この方法&セット方法の考え方はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

コメント

  1. 岩橋 より:

    いつもお世話になります。
    クロカナブンに産卵させたく思っています。
    ここの記事に記載されている管理温度等の条件にて御社の黒土マットを使って、
    産卵セットを作りました。
    しかしクロカナブンが全くマットに潜りません。
    (冷やし虫家で飼育しているので常時暗い状態です。)
    産卵を促すためのアドバイスを頂きたく思います。
    何卒宜しくお願い致します。

    • tsukiyono より:

      岩橋様

      コメントありがとうございます。

      私が産卵セットを組んだ際は、確かにここに書かれているような状況下で組みました。

      あと一つ、細かくかかれていないことがあるとすれば、管理湿度(マット内水分量ではありません、産卵セットケースの周り、空間全体です)でしょうか。。。

      私は産卵セットを組む際は、湿度をかなり高めに設定します。

      高ければ高いほど良く、私の場合は加湿器で最低でも80%以上はキープさせています。

      しかしながら、これらの全ての方法を同じようにしても産まない個体も存在すると考えます。
      親♂♀の生殖能力がなかったり、交尾が上手くいっていなかったり、まだ成熟していなかったり・・等々目に見えない原因も考えられるからです。。

      大変恐縮ではありますが、あくまでご参考程度にして頂ければ幸いですm(__)m

      飼育日記担当:Shiho

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