クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2018年【No.31】9月採集!【九州 宮崎編】

野外採集

9月に入りました!

連日の残暑と毎週のように発生する台風のオンパレードで異様な天候の日本列島。

日中の最高気温だけでみるとまだまだ真夏の様な感じがするのですが、朝夕、そして空気は秋の気配が確実に感じられます。

秋の気配の漂う中、今回も野外採集に行ってきました!

 

最初に出迎えてくれたのは、

 

細いハルニレの樹液に付くカブトムシ♂

小さい個体ですが、まだまだ元気いっぱいのようです。

 

 

こちらのクヌギの木では、ゴマダラチョウカナブンの姿を見かけました。

他の昆虫達もまだ元気に活動しているみたいです。

 

木を叩いてみると、

 

良型のノコギリクワガタ♂が落ちて来ました。

体長は♂66mm(後程計測)

 

綺麗でなかなか良いサイズです。

 

と、同時に、

 

小型のミヤマクワガタ♂(未計測)も一緒に落ちて来ました。

 

2頭の軽いクワガタシャワーでした。

 

 

近くの木を見上げると、

スジクワガタ♂がいました。

あえて採集はしませんでしたが、遠目から見ても大歯型のようで格好良かったです。

 

 

少し場所を移動して、

 

 

こちらのハルニレの木のウロには、

ヒラタクワガタ♂の姿を発見。

 

 

とりあえずサイズを見たくて採り出してみました。

ヒラタクワガタ♂57mm(後程計測)

 

60mmUPには届かなかったものの、泥を拭うと綺麗な個体。

なかなかの良型でした。

 

 

そのヒラタが入っていたハルニレ木を叩いてみると、

 

コクワガタ♂♀ペア(未計測)が落ちて来ました。

 

と同時に、

 

ノコギリクワガタ中型♂個体(未計測)

 

も落ちて来ました。

アゴ先が折れており、小型ながらこのシーズンを生き抜いた歴戦のツワモノです。

 

と、このような感じで2時間ほど採集を楽しみました。

今回見かけたクワカブ達は全部で約50頭程。

持ち帰り個体はゼロ。
採集した個体は全てリリースし、観察のみとさせて頂きました。

先週は100頭を超える個体を見かけたので、まだまだいけると思っていたのですが、今週はその半分以下。

まだまだ暑い残暑が続いていますが、季節は秋へとまっしぐらのようです。

 

この時期、良く見かける、

サルスベリの花。

至る所で見かけられ、晩夏の採集に色どりを与えてくれます。

 

 

数が少なくなってきたとはいえ、まだまだ観察出来ますので、もうしばらくは採集を楽しませてもらいたいと思います。

山の神様、もうしばらくだけお許し下さいませ m(_ _)m

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

コメント

  1. S.I より:

    この時期雨が降る度に気温が下がって、急激に季節が変わっていくのが分かりますね。こちらでも桜の葉が黄色くなり始めて秋って感じになっています。
    以前はこちらでも10月半ばにノコギリを採集したことがありますが、最近は9月以降はドルクス系以外採れなくなってしまいました。
    まだ宮崎では採集が楽しめるみたいなので、投稿楽しみにしています。
    ウチでは、まだ☆になった個体はいませんが、飼育しているカブトがちょっと元気をなくしています( ´△`)
    昨日床下飼育組のヒラタ2頭の菌糸交換をしました。
    両方♂で16.4gと14.6gでした。もう少し大きくなって欲しいです(^^)/
    ここでまたご指導頂きたいのです。使用済みの菌糸をカブト飼育に当てたいのですが 、どのように処理したらよいでしょうか?

  2. tsukiyono より:

    S.I さん
    レスありがとうございます。

    採集はそうですね、宮崎ではまだ行けば、大小、種類に限らず50頭程は見かけることが出来る用です。まだミヤマ、ノコも多数見かけることが出来ますので嬉しいですね。
    もう少し楽しみたいと思います^^

    使用済みの菌糸ですが、やり方は人それぞれあると思いますが、一例としては、

    ・完全に崩してしまいマットに混ぜる。
    ・小さくサイコロ状にして使用しているマットに埋め込む。
    ・大きいケースで管理している場合(衣装ケースや大ケース等)、そのまま使用済み菌糸をランダムに入れ込む(量などは適量で)

    上記の様な方法で与えてやると良いかと思います。

    ただ、一つ注意点があります。

    あまり菌糸が多すぎたり、まだ菌糸の劣化があまり進んでいないような新しい菌糸をマットに混ぜた場合、入れているマットが菌糸に巻かれて完全に菌糸化してしまう場合もありますので、マット主流で飼育を考えているならば注意をされた方が良いと考えます。

    ご参考程度に聞いて頂けると幸いです。

    コメントありがとうございました。

    飼育日記担当:Shiho

  3. S.I より:

    とりあえず少し劣化してから細かく砕いてキノコマットに混ぜてみます。
    ご指導ありがとうございます。

  4. Yuki より:

    やはり九州は息が長いですね。
    こちらは息切れ状態でしたが、遂にヒラタの二時発生が始まった様で、3日前ですが、3頭確認出来ました。
    しかも、1匹は47mmあり、もう1匹、大きいのが居ましたが逃げられました…(°▽°)
    そこで面白い発見があったのですが、アカシデと言う木の、カミキリの産卵痕の穴に、ヒラタが頭を突っ込んで樹液を吸っていたのです。
    樹液が殆ど出ていないので、代わりに来ていたのか、気付かなかっただけで、アカシデにも来るのか分かりませんが、びっくりしました。
    今日、今年採集出来たヒラタの、今期No,2の50,5mmが、★になりました…
    この時期、バタバタ死んでいきますが、ヒラタなので来年までは大丈夫と思っていたのですが…
    ただ、死んだ直後の、ピクピクしている状態で発見出来たので、標本として残せそうです。
    一週間かけて採集した思い出のノコギリ63mmは、既にカビが回っていました…涙
    来年は、やはり本命はヒラタですが、滑り留め的な感じで、ミヤマも力を入れて行こうとおもいます。
    Shihoさんも、来年こそは78over採ってくださいね(*≧∀≦*)

  5. tsukiyono より:

    S.I さん

    レスありがとうございます。
    朗報お祈り申し上げます。

    飼育日記担当:Shiho

  6. tsukiyono より:

    Yuki さん

    レスありがとうございます。

    そうですね、こちらもだいぶ少なくなって来てるのは確かですが、まだ見られますね。

    ヒラタ二時発生ですか、それは良かったですね。
    そちらでも今後しばらくはまた採集楽しめそうですね^^

    アカシデの木ですか?
    それは初耳ですね、今度私もじっくり観察してみたいと思います。
    情報提供ありがとうございます!

    ミヤマ78ですか!
    そうですねー、巡り逢えると良いですね~。
    私も今から既に来シーズンが楽しみですが、宮崎ではもうしばらくはクワカブ達の姿を見れるかと思いますので、まずは今年を最後まで思いっきり楽しもうかと思っています。

    Yuki さんもデカいヒラタGETのご報告お待ちしておりますね^^
    コメントありがとうございました。

    飼育日記担当:Shiho

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